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時々何の前置きもなく「英語でなんて言うの?」と聞かれます。その日は「指名委員会等設置会社って英語でなんて言うの?」でした。だから言いました。「意味を調べてからでないと訳せません」と。だって、翻訳は組み立て作業じゃないんです。例えばこの場合だと:
指名 + 委員会 + 等 + 設置 + 会社
nomination + committee + etc.+ with + company
時々何の前置きもなく「英語でなんて言うの?」と聞かれます。その日は「指名委員会等設置会社って英語でなんて言うの?」でした。だから言いました。「意味を調べてからでないと訳せません」と。だって、翻訳は組み立て作業じゃないんです。例えばこの場合だと:
指名 + 委員会 + 等 + 設置 + 会社
nomination + committee + etc.+ with + company
で順番変えて
✕ a company with a nomination committee, etc.
とする人もいるようですが、これだと伝わりません。より伝わるのは:
〇 a company with an audit committee, a nomination committee and a compensation committee
なぜなら:
指名委員会等設置会社=指名委員会、監査委員会、報酬委員会を全て持つ株式会社
だからです。なので、字面ではなく、この定義を訳さなければなりません。
ちなみに velocipede さんからは以下のコメントと、別の訳例もいただきました。
Thanks for this. It is a term that definitely needs a standardized translation. I might use "a company with nomination, compensation and auditing committees" to reduce the length and maintain the primacy of "nomination".
名訳だと思いました!
日本語から英語に訳すと普通1.5倍から2倍の長さになります。「等」などの短いのにたくさんの意味が込められている侮れない単語のせいです。
ちなみに日本語が主語を省くことは皆さんご存知だと思いますが、そのせいで折角のオチが台無しになってしまっている。。。(と私が思っている)のはカズオ=イシグロ氏の「A Pale View of Hills」です。英語で読むほうが楽しさ倍増なので、英語で読める方は先ずは英語で読まれることを強くお勧めします。詳しくはこちらをお読みください。(ネタバレ注意⁉)
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