2023-11-09

事業年度と課税期間

事業年度、課税年度、事業期間、課税期間、等々、いろいろな言い方がありますが、会計税務翻訳では基本、全て、

fiscal year

で問題ありません。ただし、以下の二つの場合には注意が必要です。

(1) 消費税の「課税期間」
消費税は課税期間を1年から3カ月または1カ月に短縮することができます。ですから(日本の)消費税における課税期間は「taxable period」とすることが多いです。

例文:
その会社は消費税の課税期間を3カ月に短縮している。
The company has adopted a three-month taxable period for Japanese consumption tax purposes.

(2) 組織変更、解散等があった場合の「課税期間」
組織変更や解散等があった場合にも課税期間が1年未満になることがあります。その場合は「fiscal year」ではなく、「fiscal period」とします。

例文:
その会社の買収される直前の事業年度(1年未満)の取引は多かった。
The corporation had significant transactions in the short fiscal period immediately prior to being acquired.

------------------------------
税務英語の目次はこちら♬
会計税務英語五十音検索はこちら
会計税務英語に関する記事です。質問、コメントお待ちしております!Google アカウントを持ってない方は、「Google アカウント」をクリックし、「匿名」か「名前/URL」を選択してからご記入ください!

0 件のコメント:

コメントを投稿

資本の払戻しを行った場合のみなし配当等の計算

資本の払戻しを行った場合のみなし配当等の計算についてまとめました。