2022-11-25

過少資本税制(Thin Capitalization Rule)

日本の過少資本税制の概要を英語でまとめました。

財務省のサイトは過少資本税制を以下のように説明しています。

企業が海外の関連企業から資金を調達するのに際し、出資(関連企業への配当は損金算入できない)を少なくし、貸付け(関連企業への支払利子は損金算入できる)を多くすれば、わが国での税負担を軽減することができる。

過少資本税制は、海外の関連企業との間において、出資に代えて貸付けを多くすることによる租税回避を防止するため、外国親会社等の資本持分の一定倍率(原則として3倍)を超える負債の平均残高に対応する支払利子の損金算入を認めないこととする制度。

英語にしてみました。

The thin capitalization rules in Japan disallows a Japanese company to deduct interest on any amount of debt from its controlling foreign shareholder above a debt to equity ratio of 3:1 (i.e., excessive debt) for the purposes of calculating taxable profit to prevent the Japanese company from avoiding tax by reducing capital (dividends from which are not deductible) while excessively increasing debt (interest on which is deductible).  

注記
  • 二重線で消している個所は言わずもがなのことなのでない方がいいと思います。
  • 海外の関連企業とはつまり「国外支配株主」のことです。詳しくはこちらをどうぞ。

重要用語
  • 過少資本税制 thin capitalization rules
  • 租税回避 tax avoidance
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