現物配当、現物分配、株式分配

現物配当、現物分配、株式分配。どう違うのでしょう。英語についても触れながらまとめました。

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経産省、会社法（第454条）、法人税法（第2条）は「現物配当」、「現物分配」、「株式分配」を下表のように説明しています。

現物配当は会社法上の用語、現物分配は法人税法上の用語で、ほぼ同義と考えていいようです。

会社法 Companies Act			法人税法 Corporate Income Tax Law		注 Notes
現物配当 Distribution in kind	配当財産が⾦銭以外の財産である剰余⾦の配当に当たる Distribution of assets other than cash Non-cash dividends	＝	現物分配 Distribution in kind	法人（略）がその株主等に対し（略）金銭以外の資産を交付すること Distribution of assets other than cash Non-cash dividends
-			株式分配 Spinoff of a (wholly-owned) subsidiary	現物分配のうち、その現物分配の直前において現物分配法人により発行済株式等の全部を保有されていた法人（完全子法人）のその発行済株式等の全部が移転するもの A distribution in kind in which the parent company transfers all the shares in a wholly-owned subsidiary to its own existing shareholders on a pro rata basis	これって結局、 株式分配によるスピンオフ のことのようです。

スピンオフについてはこちらをどうぞ。

会社分割の種類についてはこちらをどうぞ。

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