資本の払戻しを行った場合のみなし配当等の計算についてまとめました。
日本語 |
English |
みなし配当 =交付を受けた金銭等の額-払戻等対応資本金額等1 × 保有する株式数 / 株式の総数 |
Deemed dividend = Distribution – Tax capital allocable to
returned capital1 x No. of shares owned / Total No. of shares |
1.
払戻等対応資本金額等 =直前の資本金等の額 × 簿価純資産減少割合2 |
1.
Tax
capital allocable to returned capital = Tax capital immediately before return
of capital x % of decrease in net book assets2 |
2.
簿価純資産減少割合 =減少した資本剰余金の額 / 前事業年度末の純資産価額3 |
2.
%
of decrease in net book assets = Decrease in capital surplus / Net
assets3 at end of previous FY |
3.
純資産価額 = 利益積立金額+資本金等の額 |
3.
Net
assets = Retained earnings + Tax capital |
資本金等の額(Tax capital)についての説明
国税庁の資料では以下のように説明されています。
資本金等の額は、企業会計上の資本金と資本剰余金に相当するものであり、また、利益積立金額は、 企業会計上の利益剰余金に相当するものであるが、これらは必ずしも一致するものではない。(出典:国税庁サイト)上記から以下のように英訳することができます。
Tax capital approximates the sum of stated capital and capital surplus for accounting purposes.
日本の税務と会計、US GAAPにおける資本項目の比較についてはこちらの記事をご覧ください。
会計税務の他のトピックについては目次からどうぞ!
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